ミニ株
■ミニ株
通常、株には銘柄ごとに最低売買単元が決められていますが、1株2000円、1単元100株の銘柄ですと、最低20万円が必要になり、手軽に株を始めるというわけにはいかなくなります。
そこで、少ない資金でも取引ができるようにと、いくつかのネット証券が、最低売買単元未満の株数から購入できるサービスを提供しています。これが「ミニ株」(プチ株、S株、ワン株)などとよばれるものです。
・ミニ株 … 単元株の1/10で購入可能(ミニ株サービスを提供している証券会社)
・プチ株 … 1株から購入可能(カブドットコム証券)
・S株 … 1株から購入可能(SBI証券)
・ワン株 … 1株から購入可能(マネックス証券)
■ミニ株のメリット
ミニ株のメリットは、株の購入金額が少なくて済むことです。資金面に余裕がなくても、最低1株から売買できるため、証券会社によっては1000円から株取引を始めることができます。
また、株式分割が行われた場合はミニ株も対象になりますし、株数に応じた配当金を受け取ることができます。
■ミニ株のデメリット
ミニ株は証券会社が購入した単元株を分割して投資家に売っているわけですので、株主は証券会社であり、投資家は株主総会に出ることができませんし、株主優待を受けることもできません。
また、証券会社によって取り扱っている銘柄が違い、購入できる銘柄は限定されてしまいますし、指値注文(株を売買する時の値段を指定して注文する)ができず、注文できる時間帯も決まっています。
◆ミニ株
・注文時間 [証券会社により異なる] :翌営業日の午前の取引の最初の株価で売買
◆プチ株(カブドットコム証券)
・注文時間 [ 0:00〜10:00] :同日の午後の取引の最初の株価で売買
・注文時間 [10:01〜23:00] :翌営業日の午前の取引の最初の株価で売買
◆S株(SBI証券)
・注文時間 [ 0:00〜10:30] :同日の午後の取引の最初の株価で売買
・注文時間 [15:30〜21:30] :翌営業日の午前の取引の最初の株価で売買
・注文時間 [21:30〜23:59] :翌営業日の午後の取引の最初の株価で売買
◆ワン株(マネックス証券)
・注文時間 [ 0:00〜11:30] :同日の午後の取引の最初の株価で売買
・注文時間 [15:30〜23:59] :翌営業日の午後の取引の最初の株価で売買
上記のように、リアルタイムで売買が出来ないので、思った価格で売買できないのが最大のデメリットだと思います。ミニ株を売る時は、翌日に多少値下がりしても損をしないように、買った時の株価より十分に値上がりしてから売ることをお勧めします。
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