新規公開株
■新規公開株
「新規公開株(IPO株)」とは、これまで上場していなかった会社(未上場企業)が新規で証券取引所に上場することをいいます。
IPO株は、非常に人気があります。なぜかというと、公募価格(会社が決めた売値)よりも、初値(初めて株価がついたときの価格)の方が高くなることが多く、大きな利益が期待できる株だからです。
IPO株は証券会社が広く宣伝を行うため、多くの人がIPO株の存在を知り、IPO株を欲しがります。そうなると、売り注文よりも買い注文の方が多くなり、結果として初値が高くなるのです。
株の知識が浅くても、IPO株を買うことさえできれば、株の上場日に成行の売り注文を出すだけで儲けることができます。簡単そうですし、利益が出るとわかっているだけに、今すぐにでもIPO株を買ってみたくなりませんか?
■購入方法
では、IPO株の購入までの流れについてお話しします。
@証券取引所に上場することが決定したIPO株は、その株を取り扱う証券会社がホームページなどで広く宣伝します。
A証券会社は、株の価格を○円から○円と幅を持たせて仮に決定し、どのくらいの投資家が買いたがっているのかを調査します。
B調査期間中(5日間程度)、その株を買いたい投資家は、仮の価格の範囲内で希望する価格と株数を申し込みます。この時、発行株数よりも注文株数の方が多い場合は抽選となります。
C投資家の申し込み結果を基にIPO株の価格が決定されます。
D申し込み時に当選となった場合は、購入申し込み期限までに購入する資金を口座に入金して完了となります。
この抽選に関してですが、抽選に当選するには、仮価格の上限金額でないとほとんど無理なようです。
また、店舗型の総合証券会社では、大口のお得意様に優先的に株を割り当ててしまい、一般の投資家にはその残りしか回ってこなくなります。その点、ネット証券ではコンピュータで平等に抽選を行うため、一般の投資家にもチャンスは平等にあります。
少しでも当選率を上げる方法ですが、それは、IPO株の約50%を取り扱う「主幹事証券会社」に口座を持ち、そこからたくさんのIPO株に対して申し込みを行うことです。扱う株の数が多ければチャンスも多くなり、当選率も上がります。どの証券会社が主幹事であるかは「YAHOO!」のIPOページなどで見ることができます。
そもそも、ネット証券会社が主幹事になる割合は低いですが、その中で主幹事になった実績の多いネット証券会社は「マネックス証券」「SBI証券」です。とりあえずは口座を作っておいた方がよいと思います。
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