株の注文方法
株の選択
株の売買を始めるにあたって、何が難しいかというと、やはり株の銘柄を選ぶことだと思います。
途方に暮れてしまったら、最初は、自分が興味のある分野で探してみましょう。
ゲームが好きなら携帯・オンラインゲーム関連の会社、ダイエットに興味があるならダイエット食品を扱っている会社、ペットで癒されている人ならばペット関連会社などです。
興味のある分野であれば、普段から情報に敏感になっていると思いますので、今後伸びていく会社かどうかの判断も割とし易いのではないでしょうか。ただ、自分の勘だけに頼らずに、その会社の業績を「会社四季報」、「日経会社情報」、またはネット証券で確認しましょう。
証券取引所の営業時間
証券取引所が営業している時間は、平日の9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時まで(後場)となっています。平日の上記以外の時間帯や土・日・祝日、年末年始は証券取引所が休みなので取引を行うことができません。
ただし、ネット証券での注文自体は、証券取引所の営業時間や営業日とは関係なく24時間365日予約注文が可能です。
例えば、営業時間を過ぎた18時に注文を出した場合は、次の営業日の9時に回され、そこで売り買い注文の条件が合えば取引が成立することになります。
株の注文方法
株には銘柄ごとに、購入、売却できる株数の単位(単元)があります。
1株から売買できる銘柄もあれば、10株、100株からしか売買できない銘柄など様々です。
例えば、株価が200円で、その株の売買単位が100株であれば、
200円×100株=20,000円
が購入時に最低限必要となってくる金額となります。
買い注文、売り注文の仕方は、「銘柄」「株数」「注文方法(指値注文、成行注文)」「有効期間(指値注文の場合)」を決めて注文するだけで済みます。
「指値注文」と「成行注文」
注文方法のところで、「指値(さしね)注文」「成行(なりゆき)注文」という言葉が出てきましたが、それぞれ、どのような注文方法なのかをお話しします。
「指値注文」とは、株を売買する時の値段を指定して注文する方法です。
買い注文であれば指定した値段以下の株価、売り注文であれば指定した値段以上の株価にならなければ注文が成立しません。
例えば、100円で買い注文をした場合、株価が100円以下にならなければ注文が成立しません。
また、200円で売り注文をした場合、株価が200円以上にならなければ注文が成立しません。
(同じ値段の指値注文があった場合は、注文を出した順に売買が成立します。)
つまり、自分が希望する株価でなければ売買しない注文方法です。
「成行注文」とは、株を売買する時の値段を決めずに注文する方法です。
取引可能な時間内に成行の買い注文をした場合、市場に出ている最も安い株価の売り注文に対して注文が成立します。
成行の売り注文の場合は、市場に出ている最も高い株価の買い注文に対して注文が成立します。
例えば、成行の買い注文を出した時点で、最も株価が安い売り注文が201円であったとすると、即座に201円で買え、取引が成立します。
また、成行の売り注文を出した時点で、最も株価が高い買い注文が199円であったとすると、即座に199円で売れ、、取引が成立します。
「成行注文」は「指値注文」より取引が優先されるという法則があります。
例えば、100円で指値の買い注文をしているAさんと、成行で買い注文をしているBさんが同じタイミングになった場合は、Bさんの買い注文が先に成立します。
この「指値注文」と「成行注文」をどう使い分けるかが株の売買時のポイントです。
「この値段で買いたい(売りたい)」というように株価を優先したいなら「指値注文」、「この株を即座に買いたい(売りたい)」というように売買の取引成立を優先したいなら「成行注文」がよいでしょう。
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